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調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)
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変更後 · 1ページ調査研究協力者会議における議論のとりまとめ
平成 31 年1月9日
保育士等キャリアアップ研修をeラーニングで
実施する方法等に関する調査研究協力者会議
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(2ページ)
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変更後 · 2ページ目次
1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
2.検討の背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
(1)キャリアアップ研修の現状と課題・・・・・・・・・・・・・ 3
(2)eラーニングについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
3.キャリアアップ研修へeラーニングを導入した場合の検討・・・・ 5
(1)基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
(ⅰ)キャリアアップ研修について・・・・・・・・・・・・・・ 5
(ⅱ)本とりまとめにおける用語について・・・・・・・・・・・ 5
(ⅲ)eラーニングを導入するにあたっての留意点・・・・・・・ 5
(2)実施方法について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
(ⅰ)想定される受講形態の整理・・・・・・・・・・・・・・・ 7
(ⅱ)研修分野ごとの特性・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
(ⅲ)具体的な実施方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
4.おわりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
参考.調査研究協力者会議構成員名簿、検討経過・・・・・・・・・・ 13
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(3ページ)
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変更後 · 3ページ1.はじめに
○ 保育現場におけるリーダー的職員の育成に関する研修について、平成29年4
月から、都道府県等が実施主体となり、保育士等キャリアアップ研修(以下
「キャリアアップ研修」という。)が実施されている。
○ 研修開始以後、1 年以上経過した現在、研修を提供する各都道府県等において、
できる限り多くの保育士等が研修を受講できるよう取り組んでいる。
○ その一方、島しょ地域やへき地の保育所等へ勤務しているため、都市部で集合
して実施する研修(以下「集合型の研修」という。)への参加が難しいといった
意見など、保育所並びに保育士等の様々な実状に応じた研修機会の確保が課題
となっている。
○ こうした状況を踏まえ、より多くの受講対象者に研修機会を提供するため、キ
ャリアアップ研修にeラーニングを導入した場合について議論を行った。
2.検討の背景
(1)キャリアアップ研修の現状と課題
○ 平成 29 年4月1日に発出されたキャリアアップ研修ガイドラインに基づき、
都道府県又は都道府県知事の指定した研修実施機関を実施主体として、地域の
実状に応じて、様々な実施方法で行われている。
○ 平成 30 年度より、全都道府県でキャリアアップ研修が実施されているが、
地域や保育現場の状況等によって様々な課題も生じている。実施主体や保育現
場からは、以下のような意見が出てきている。
【実施主体】
・ 実施場所や講師の確保が困難である
・ 遅刻や欠席者のフォローができない
・ 研修の開催が天候や災害に左右される
など
【保育現場】
・ 実施主体ごとに、実施する研修分野にばらつきがある
・ 業務多忙により参加できない
・ 地理的な要因により参加できない(又は交通費の負担が大きい)
・ 定員に対して受講希望者が多く、研修に参加できない
・ 研修参加者の代替職員の確保が困難である
など
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(4ページ)
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変更後 · 4ページ○ 保育現場においては、職務内容に応じた専門性の向上を図るための研修機会
の充実が特に重要な課題とされており、上記意見を踏まえると、キャリアアッ
プ研修についても、十分な研修機会を提供できるような方法の検討が必要であ
る。
(2)eラーニングについて
○ 一般的に普及しているeラーニングとは、インターネットを通じて教材を自
由受講するもの、またはインターネットによって定時配信された教材を受講す
るもので、受講者が自由に閲覧することを想定した学習方法である。また、集
合型で行われる一般の研修を、eラーニングを用いて実施することも行われる
など、様々な学習形態への対応が可能な学習方法である。
○ 上記の方法以外にも、DVD やテレビ放送等による映像視聴なども、eラーニ
ングとして実施されている場合もある。
○ 学習に際しては、パソコン、スマートフォンやタブレットなど、いずれの端
末でも利用できるように設計されており、集合型でeラーニングを実施する場
合を除けば、場所や時間を選ばず多くの受講者が利用可能というのがeラーニ
ングの特性であると考えられる。
○ 実施にあたっては、受講者の理解度の確認や、集中力維持、読み飛ばしの防
止として、映像の合間に試験や課題を課すといった工夫も行われている。この
ような工夫は、主に、Learning Management System(学習管理システム。以下
「LMS」という。) を用いて、映像配信等とまとめて実施している場合が多い。
○ eラーニングを実施する場合の費用としては、コンテンツ作成費用以外にも、
配信費用や LMS 利用費用も負担することとなる。また、eラーニングにより研
修を行う場合において、不正防止が重要となるが、不正防止の度合いに応じて
更なる費用負担が生じることが特徴である。
○ eラーニングは、知識の修得以外にも、映像コンテンツの充実などにより、
実技的な内容も組み込むことができる。また、最近は、eラーニングにより事
前に知識を習得し、集合して実施する研修の場で実践・復習をするという実施
方法が、実践的な内容が必要な分野の研修においても、効果的な実施方法とし
て取り入れられている。
以上により、キャリアアップ研修をeラーニングで実施する事は研修機会を提供
する一助になると考えられるため、eラーニングで実施するにあたっての具体的な
方法について、次のとおり検討を行った。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(5ページ)
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変更後 · 5ページ3.キャリアアップ研修へeラーニングを導入した場合の検討
(1)基本的な考え方
○ キャリアアップ研修をeラーニングで実施する場合に基本となる考え方につ
いて、以下のとおり整理した。
(ⅰ)キャリアアップ研修について
○ 研修の受講対象者とねらい
キャリアアップ研修は、初任後から中堅までの職員を対象とし、多様な課題へ
の対応や若手の指導等を行う現場のリーダー的職員の育成に関する研修であ
る点に留意して検討を行った。
○ キャリアアップ研修の実施方法
「講義形式のほか、演習やグループ討議等を組み合わせることにより、より円
滑、かつ主体的に受講者が知識や技能を修得できるよう、工夫することが望ま
しい。」とキャリアアップ研修ガイドラインに規定されていることから、eラ
ーニングでの実施を検討する場合も、講義のほか、演習やグループ討議等を組
み合わせることとして検討を行った。
(ⅱ)本とりまとめにおける用語について
○ 本協力者会議で議論を行うに当たり、認識の統一がはかられるよう、用語に
ついて、以下のとおり定義した。併せて、本とりまとめにおいても、同様の定
義とする。
用語 説明
eラーニング インターネットを介した映像視聴だけでなく、DVD やテレビ放送等
による映像視聴など、映像を介して学習するものを指す。
講義 講師の授業などを受け、知識の修得を行うことを指す。
演習 ワークショップやグループ討議等の複数人で実施するものだけで
はなく、一人で課題に取り組む演習(個人ワーク)なども含む。
(ⅲ)e ラーニングを導入するにあたっての留意点
○ 集合型の研修と同等の質を担保することが必要であり、その上で、より効
果を高める工夫を行うことが望ましい。
○ 現状のキャリアアップ研修は、15 時間以上という研修時間における講義・
演習などの時間配分や実施方法について、地域によって異なるなど、多様性
がある。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(6ページ)
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変更後 · 6ページ○ 研修修了の評価に関しては、キャリアアップ研修ガイドラインの規定に基
づき、現在実施されている研修においても、15 時間以上の研修受講とレポー
トの評価をもって修了認定がなされている。eラーニングを実施する場合、
一人で講義や演習(個人ワーク)を受講することがあるという特性上、15 時
間以上の研修受講履歴と受講中に作成した個人ワークの成果物やレポートな
どを第三者となる実施主体に提出し、確認を受けることにより、受講確認の
担保とすることが必要であると考えられる。
○ キャリアアップ研修は、専門分野別研修6分野、マネジメント研修及び保
育実践研修に分かれており、知識の修得に重きを置くものや、より実践力を
身につける必要があるものなど、特性が異なる。eラーニングにより研修を
実施する場合には、これらの特性に配慮することが必要であると考えられる。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(7ページ)
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変更後 · 7ページ(2)実施方法について
(ⅰ)想定される受講形態の整理
○ 実施主体によって研修の実施方法が多様であることに鑑み、議論を整理し
やすくするため、映像視聴の方法を、相互にやりとりのできるオンラインと
映像を視聴するのみのオフラインで区別し、講義及び演習を、受講する際の
人数(一人で受講と複数人で受講)による区別に分け、それぞれメリット・
デメリットや留意事項を以下のとおり整理した。
【映像視聴の方法:オンライン・オフライン】
LMS などのオンラインによる実施 DVD の配布などオフラインによる実施
(メリット)
○ 受講確認のシステムを構築することで、実
施主体の業務負担を軽減することが出来る。
○ システムの構築方法によっては、受講者と
講師で双方向の研修を行うことが可能。
(デメリット)
○ LMS や動画配信システムなどの受講環境の
整備(業者からのリースやシステム構築な
ど)に費用を要する。
○ 受講状況の確認のためのシステム構築や、
セキュリティ・不正防止対策の質に比例して
費用がかかる。
○ インターネットの接続環境が必要とされ
る。
(メリット)
○ オンラインと比較すると、システム構築費
などがかからない。
○ インターネットの接続環境を必要としな
い。
(デメリット)
○ 映像の早送りや読み飛ばしといった不正
が生じうる。
○ 受講状況の確認は、レポートの提出などの
確認方法となる。
○ 研修講師がその場にいないことが想定さ
れるため、研修の中で生じた疑義を解決する
ことが課題になる。
【共通の留意事項】
○ 映像を作成する際、映像に出演いただいた方の個人情報の取扱いには十分に注意する必要があ
る。また、書籍・資料から引用・転載する場合や、直接的な楽曲使用以外にも、映像の流れの中
で楽曲や楽譜が出てきてしまう場合などにおける、著作権に関する取り扱いにも十分に注意する
必要がある。
○ 保育現場の多様性に考慮し、研修映像として撮影した園を推奨するものではないことを注意と
して示すことが考えられる。
○ 映像を作成する場合、視覚や聴覚等に障害をもつ受講者や高齢の受講者等に配慮することが必
要であると考えられる。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(8ページ)
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変更後 · 8ページ【講義と演習(受講する際の人数による別)】
(※) 受講確認のためのレポートの提出、映像の合間に問題を出題するなどのチェックポイントの
導入、視聴ログの確認や受講管理システムの構築 など
1.講義を複数人で受講。演習も複数人で受講。 2.講義を一人で受講。演習を複数人で受講。
(メリット)
○ 通常の集合型の研修と比較すると、研修講
師との日程調整が不要のため、研修開催日時
をやや柔軟に設定することが可能。
○ 受講状況の確認が容易である。
○ 複数人で受講することにより、集中力・モチ
ベーションを維持することが出来る。また、受
講生同士での情報交換を行うことが出来る。
(デメリット)
○ 他の実施方法と比較すると、時間の制約を
受けやすい。
(メリット)
○ 講義は受講環境が整えば、場所や時間を選ば
ずに受講できる。
○ 演習を複数人で受講するため、受講状況の確
認が比較的容易である。
○ 演習を複数人で受講することにより、集中
力・モチベーションを維持することが出来る。
また、受講生同士での情報交換を行うことが出
来る。
(デメリット)
○ 演習を複数人で受講するため、時間や場所の
制約を受ける。
○ 講義について、他者の目やチェックが入りに
くいため、読み飛ばし、映像の早送りといった
不正を行うことや、受講者の集中力低下が起こ
りうるため、受講確認のための仕組みの構築
(※)も併せて行うことが望ましい。
3.講義を複数人で受講。演習(個人ワーク)を
一人で受講。
4.講義及び演習(個人ワーク)を一人で受講。
(メリット)
○ 個人ワークは視聴環境及び受講環境が整え
ば、場所や時間を選ばずに受講できる。
○ 講義を複数人で受講するため、受講状況の
確認が比較的容易である。
○ 講義を複数人で受講することにより、集中
力・モチベーションを維持することが出来る。
また、受講生同士での情報交換を行うことが
出来る。
(デメリット)
○ 講義を複数人で受講するため、時間や場所
の制約を受ける。
○ 個人ワークに関しては、他者の目やチェッ
クが入りにくいため、読み飛ばし、映像の早
送りといった不正を行うことや、受講者の集
中力低下が起こりうるため、受講確認のため
の仕組みの構築(※)も併せて行うことが望
ましい。
(メリット)
○ 受講環境が整えば、場所や時間を選ばずに受
講できる。
(デメリット)
○ 研修全体を通して一人で受講することとな
り、グループワークやグループ討議等を行う機
会がないため、研修の効果を上げるための工夫
が必要となる。
○ 研修全体を通して、他者の目やチェックが入
りにくいため、読み飛ばし、映像の早送りとい
った不正を行うことや、受講者の集中力低下が
起こりうるため、受講確認のための仕組みの構
築(※)も併せて行うことが望ましい。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(9ページ)
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変更後 · 9ページ(ⅱ)研修分野ごとの特性
(ⅰ)においては、研修自体に共通する内容を整理したが、当項目において
は、研修分野の特性に応じて、e ラーニング化した場合の検討を行った。
○ 「食育・アレルギー対応」や「保健衛生・安全対策」の研修分野では、
最新の知識の修得が必要とされる分野であるため、eラーニング教材
を作成する場合は、映像の更新を適宜行う必要があると考えられる。そ
のため、必要な更新箇所を見越した映像構成にすることが必要である
と考えられる。
○ また、上記の分野以外においても、研修映像の更新は必要に応じて行
うこととなるが、目安として、保育所保育指針の改定が生じた場合など
に行うことなどが考えられる。
○ 「保育実践」の研修分野では、保育現場の映像と研修内容をリンクさ
せることで、保育現場における実習経験の少ない者(保育士試験合格者
等)や潜在保育士等にもイメージしやすいと考えられる。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(10ページ)
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変更後 · 10ページ(ⅲ)具体的な実施方法
(ⅰ)、(ⅱ)での議論を踏まえて、キャリアアップ研修に e ラーニングを導
入する場合の具体的な実施方法について、検討を行った。
【1.講義をeラーニングで実施し、演習を集合型で実施】
〇 キャリアアップ研修は、保育現場における実践的な能力を身に付け
ることをねらいとしているため、キャリアアップ研修にeラーニング
を導入する場合であっても、グループ討議等の演習は、集合型の研修と
同様に、集合して(研修講師の指導や、他の受講者と対面で)実施する
ことが望ましいと考えられる。
講義をオンラインで実施 講義をオフラインで実施
○ 個人で実施する場合、自宅などでパソコ
ン・スマートフォンを使用して映像を視聴
し、学習することが想定される。
・ 受講環境が整えば、時間と場所を選ば
ず実施が可能
・ 個人で実施するため、システム構築の
際には、受講状況の確認に対応したシス
テムとすることが望ましい。
○ 個人で実施する場合、DVD 教材を自宅などで
視聴し、学習することが考えられる。
・ 視聴環境が整えば、時間と場所を選ばず実
施が可能
・ オンラインと異なり、受講確認をシステム
化することが難しいため、視聴・学習後にレ
ポートの提出を義務化するなどの対応が必
要であると考えられる。
○ 複数人で集合して実施する場合、会議室な
どでスクリーンに投影して、映像を視聴し、
学習することが想定される。
・ 集合する時間と場所を調整する必要が
生じる。
・ 受講確認は、集合した際に実施するこ
とが可能
○ 複数人で集合して実施する場合、オンライン
と同様、会議室などでスクリーンに投影して、
映像を視聴し、学習することが想定される。
・ 集合する時間と場所を調整する必要が生
じる。
・ 受講確認は、集合した際に実施すること
が可能
○ 演習の実施に際しては、集合型の研修と同様、受講者が集合してグル
ープ討議等を実施することとなるが、その際、研修講師は、e ラーニン
グで受講者が学習してきた内容を踏まえて演習を実施することが、研
修の効果を高める上で望ましいと考えられる。
※講義を e ラーニング化した場合の効果・及び留意点など
○ 講義のみ e ラーニング化するだけでも、受講機会の確保や提供、保育現
場や保育士等の負担軽減につながると考えられる。
○ 講義で生じた疑問をその場で解決できず、研修内容が消化不良になって
しまうことが懸念されるため、解説の丁寧な教材作りに努めることや、集
合して演習を実施する際に、講義内容を十分理解している研修講師によっ
て解説を行うなどの体制整備が必要であると考えられる。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(11ページ)
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変更後 · 11ページ【2.演習もeラーニングで実施】
〇 島しょ部やへき地に在住・勤務しているなどにより、演習のみであっ
ても集合して研修を実施するのが困難な状況にある受講者が存在する
ことも想定される。そのため、演習をeラーニングで実施することも考
慮する必要がある。
演習(個人ワーク)をeラーニング 演習(グループ討議等)をeラーニング
○ 映像の合間に問題などを挿入し、受講者に
実施してもらう。
・ 問題などの作成に費用負担が生じるが、
挿入することにより、受講者のモチベー
ション維持や習熟度を高めることが可能。
・ 個人ワークのねらいや考察のポイントを
具体的に示すことで、理解を深めることが
望ましい。
・ オンラインで実施する場合、日程調整の
もと、講師の指導をその場で受けることが
可能。
・ オフラインで実施する場合、個人ワーク
の最終的な成果物を提出させるだけでな
く、個人ワークの実施状況の確認や研修の
質を担保するため、個人ワークの必要量の
調整や、個人ワーク自体を映像に含めて実
施することなどが考えられる。
○ オンラインで、複数人が互いの表情や発言
を同時に視聴できる状態で会議に参加する
方法を用いて、グループ討議等を行う。
・ LMS など研修用のネット環境等が整えば、
場所を選ばずグループ討議等を行うこと
が可能。
・ 技術的な制約により、人数に制限がある
ことが考えられるが、集合型の演習に近い
状況で実施することが可能。
・ システムの構築に費用がかかる。
・ 受講者の実施方法への慣れが必要。
○ オフラインの映像視聴により、近隣の保育
所等に集合し、グループ討議等を行う。
・ 映像の中で講師が出題した課題につい
て、グループ討議等を実施するような場
合、実施後に、意義や効果が見出せない状
態が想定される。そのため、討議後の解説
を綿密に行い、グループ討議等のねらいを
明示することや、実施後の問合せに対応す
る体制を整備するなどが必要であると考
えられる。
・ グループ討議等を取り仕切り、アドバイ
スができるような保育現場の経験者を呼
んで実施することも考えられる。
※ 演習を e ラーニング化した場合の効果・及び留意点など
○ システム構築などに費用負担がかかるものの、演習を e ラーニング化す
ることは、技術的には可能であると考えられる。講義と演習の両方を e ラ
ーニングで実施することで、受講機会の確保や提供、保育現場や保育士等
の負担軽減につながると考えられる。
○ 当項目では、演習を個人ワークとグループ討議等で整理したが、キャリ
アアップ研修のねらいや、演習の効果を高めることを考慮した場合、個人
ワークのみで研修を完結させるのではなく、グループ討議等と組み合わせ
て実施することが望ましい。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(12ページ)
変更前新しく確認した内容です。
変更後 · 12ページ4.おわりに
○ 平成 29 年度から実施されているキャリアアップ研修について、研修機会
の提供に資する実施方法として、eラーニングによる研修の実施について
検討し、その具体的な実施方法をとりまとめた。
○ 厚生労働省においては、本とりまとめの趣旨や内容が実施主体等に十分
に理解されるよう適切に周知を行うとともに、実際に研修を行う実施主体
が本とりまとめを受けて、キャリアアップ研修をeラーニングで実施する
方法を検討・採用した場合には、その問題点や好事例などについて、引き
続きフォローアップを行っていくことが必要である。
○ キャリアアップ研修の実施主体においては、受講機会を提供する方法に
ついて様々な検討をし、実施されているところであるが、利便性や効率性
のみを重視するのではなく、受講者にとって、より研修効果の高い方法で
実施し、多くの保育士等の専門性向上の機会が提供されるよう配慮をお願
いしたい。
○ また、本調査研究協力者会議の中の指摘事項として、e ラーニングでキ
ャリアアップ研修を実施することで、研修の質を落としてはならないとい
う点が総意としてあげられた。
○ 実施方法について調査をする中で、研修の受講前に行うこととして、研
修内容に沿って自らの課題を認識して臨み、研修受講後においては、研修
内容を自園で実践し、それについてレポートを課す、といった取組みが行
われていた。
○ これらは、研修を受けただけで完結せず、実際の保育現場に研修の内容
が活かされるという「往還」的な効果が期待できると考えられる。このよ
うな取組みは、全ての研修に当てはまることであるが、キャリアアップ研
修をeラーニングによって行う場合においても実施できる取組みであるた
め、参考にされたい。
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(13ページ)
変更前新しく確認した内容です。
変更後 · 13ページ保育士等キャリアアップ研修を e ラーニングで実施する方法等に関する
調査研究協力者会議 構成員名簿
今井 豊彦 日本保育協会研修部 次長
菊地 秀一 公益社団法人全国私立保育園連盟 副会長
三和新琴似保育園 園長
越田 有沙 株式会社プロシーズ保育事業部 事業部長
小島 伸也 社会福祉法人全国社会福祉協議会全国保育協議会 副会長
社会福祉法人わかば福祉会 理事長
坂田 哲人 帝京大学 講師
髙橋 貴志 一般社団法人全国保育士養成協議会
保育士養成研究所 副所長
白百合女子大学 教授
○ 那須 信樹 中村学園大学 教授
増本 一浩 香川県健康福祉部子ども政策推進局子ども家庭課長
三富 尚孝 釧路市こども保健部 次長
(五十音順、敬称略 ○:座長)
参考
調査研究協力者会議における議論のとりまとめ(PDF/256KB)(14ページ)
変更前新しく確認した内容です。
変更後 · 14ページ調査研究協力者会議における検討経過
平成 30 年 10 月 23 日(火)第1回調査研究協力者会議
平成 30 年 11 月 12 日(月)第2回調査研究協力者会議
平成 30 年 12 月 4日(火)第3回調査研究協力者会議
平成 31 年 1月 9日(水)第4回調査研究協力者会議
・座長の選任
・調査研究事業の概要説明
・調査結果に関する意見交換
・報告書骨子(案)について
・検討にあたっての概念整理
・キャリアアップ研修の e ラーニング化に際して留意すべき事項(案)
・分野横断的な事項の検討
・事例発表
・上記についての意見交換
・これまでの議論のとりまとめ
・研修分野別の特性に応じた事項
・具体的な実施方法について
・上記についての意見交換
・調査研究協力者会議における議論のとりまとめ案について