要確認

「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」の公表資料を確認

掲載  更新

こども家庭庁が公表した保育所向けの実践事例集です。保育所保育指針に基づき、子どもを中心に据えた保育の振り返り、職員間の共通理解、記録や園内外研修、保護者・地域との連携などの取組事例をまとめています。公表資料の確認であり、法改正や新たな制度義務の追加とまでは断定しません。

これは初回取得時に確認した公式資料の要約です。制度変更のお知らせではありません。

AI要約

保育の質向上に向けた実践事例を確認する資料です。職員間の対話、日々の記録、園内研修、公開保育、保護者への発信などの工夫が紹介されています。各園での実践に当てはめる際は、原文全体を確認しながら自園の取組に合う部分を参照してください。

資料の取得種別:初回取得

対象となる施設・事業

  • 保育所
  • 認定こども園
  • 幼稚園

公式資料で確認すること

  • 保育所保育指針に基づく保育の基本的な考え方を再確認する。
  • 職員間の共通理解を深めるための対話の場や園内研修の進め方を確認する。
  • 日々の記録や写真を使った振り返り、保護者への発信方法を見直す。
  • 公開保育や外部研修で得た学びを園内の保育改善にどうつなげるか確認する。
  • 保護者や地域との連携をどう保育の充実につなげるか確認する。

要約の根拠

子どもを中心に保育の実践を考える ~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~ 2019(令和元)年6月 厚生労働省

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(1ページ) · 1ページ

はじめに 保育所保育においては、子どもを権利の主体として位置づける児童福祉の理念の下、子ど も一人一人について、その人格を尊重し、生活や遊びを通して健やかで豊かな育ちを支え促 していくことが求められます。こうした保育の基本的な理念を引き継いだ上で、保育をとり まく社会情勢の変化を踏まえ、保育所保育指針の改定が行われ、2018(平成 30)年 4 月 から適用が開始されました。 各保育所等における保育は、保育所保育指針を共通の基盤としながら、各々の保育の理念 や方針等に基づき、子どもの実態や家庭・地域の実情に即して行われます。また、保育の質 の向上に当たっては、各現場で、目の前の実際の子どもの姿をもとに、保育実践をより良い ものにしていく取組が日常的・継続的に行われることが重要です。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(3ページ) · 3ページ

今回の保育所保育指針の 改定をひとつの契機として、各保育所等で自分たちの日々の保育を改めて指針に照らし、子 どもを中心に据えた視座から捉え直してみることにより、こうした保育の質の向上に向けた 取組が、より一層定着・進展していくことが望まれます。 一方で、保育の改善・充実の取組を進めていくには、職員間の対話を通じて組織として自 園の理念や現状・課題に関する共通理解を図るとともに、保護者や地域住民をはじめ、多様 な関係者とも保育について理解を共有し、連携することが必要となります。 これらのことを踏まえ、各保育所等における保育実践の参考となるよう、今般、「子どもを 中心に保育の実践を考える ~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」 (以下、「本事例集」という。)を作成し、保育の現場における身近な課題に対する“等身大” の取組事例を紹介することとしました。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(3ページ) · 3ページ

本事例集の趣旨や内容が、保育士等はもとより、行 政機関や大学等の指定保育士養成施設などの関係者、さらには、子育て中の保護者など、保 育に関わる多くの方々に広く浸透し、各保育所等における創意工夫ある保育実践の充実に役 立てられることを願っています。 本事例集の作成にあたり、終始熱意を持ってご尽力いただいた協力者・協力園の皆様に、 心より感謝の意を表する次第です。 2019(令和元)年6月 厚生労働省子ども家庭局保育課 ※ 本事例集の作成経緯について 2018(平成 30)年4月から改定保育所保育指針が適用されたことなどを踏まえ、同年 5 月以降、厚生労働省子ども家庭局において、「保育所等における保育の質の確保・向上に関す る検討会」を開催しています。本検討会では、構成員や保育の関係者(事業者等)による意見 発表等を行い、同年9月、「中間的な論点の整理」を取りまとめました。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(3ページ) · 3ページ

本事例集は、本検討会の下に設置した作業チームにおける検討を経て、本検討会で発表され た様々な保育の現場における取組事例について、「中間的な論点の整理」において示された検 討事項に関連づけて集約・整理したものです。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(3ページ) · 3ページ

目 次 本事例集の活用に当たって ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 基本編 自園の保育を捉え直す ~子どもを中心とした視点から~ ・・・3 事例編 保育の各現場における課題に応じた取組の事例・・・・・9 ① 対話的な職場風土づくりのための工夫を活かす 事例1:日々の対話を大切にする協働的なリーダーシップ・・・・・・・・・・・11 事例2:それぞれの良さが引き出される職場風土 ・・・・・・・・・・・・・・・13 事例3:行事の見直しを通して、職員間で対話を繰り返す ・・・・・・・・・・・15 事例4:担当保育士との関わりを中心とした保育の実践 ・・・・・・・・・・・・17 ② 記録や計画、発信物の工夫を活かす 事例5:記録の作成と対話を通して保育を振り返る ・・・・・・・・・・・・・・21 事例6:記録から丁寧に子どもの姿を読み取り、同僚や保護者と共有する・・・・・23 ③ 園内外の

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(4ページ) · 4ページ

研修を活かす 事例7:事例や写真などを用いた保育の質の向上につながる園内研修・・・・・・・27 事例8:公開保育や研修での学びを踏まえた園内研修と保育の見直し・・・・・・・29 事例9:外部研修での学びを園内研修に取り入れ、保育環境の改善に活かす・・・・31 事例 10:公開保育を通して次の保育につながる新たな気づきや発見を得る・・・・33 ④ 環境構成の工夫を活かす 事例 11:子どもの主体性を尊重する保育を目指し、環境構成を工夫する・・・・・37 事例 12:目的やイメージを共有する園庭づくり・・・・・・・・・・・・・・・・39 ⑤ 保護者や地域の人々との連携を活かす 事例 13:保育を丁寧に伝える工夫と保護者の保育への参加・・・・・・・・・・・43 事例 14:子どもの遊びや活動の実現のために、保護者や地域の人々との連携を活か す・・45

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(4ページ) · 4ページ

本事例集の活用に当たって 本事例集は、各保育所等がそれぞれの現状や課題に応じて創意工夫を図り、保育実践の改 善・充実に向けた取組を進めていくことに資するよう、以下のような構成となっています。 (基本編) ○ 保育の各現場において、保育所保育指針に基づき、「子どもにとってどうなのか」という 子どもを中心とした視点から保育を振り返り、捉え直すことを通じて、自園の現状や課題 を把握し、保育実践の改善・充実に向けた今後の取組の方向性を明確にすることの意義に ついて記載。 ○ 現状や課題を踏まえ、今後の取組を進めていく上で重要となる 3 つのポイントと併せて、 これらに関連して考えられる現場の具体的な課題の例と参照事例を記載。 (事例編) ○ 基本編を踏まえ、具体的な取組の実施に当たって参考となる事例を紹介。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(5ページ) · 5ページ

※ 本事例集は、各保育所等における取組の充実や課題の解決に役立てていただくた めに作成されたものです。基本編のⅠ~Ⅲの各ポイントに関連するものとして示し た「課題の例」と類似した課題は、多くの保育所等でも抱えているものではないでし ょうか。これまでの保育を変えていくことは難しいと思いがちですが、どこの保育 所等でも、取り組み方などを少し工夫してみることは可能です。 事例編では、具体例を通して、保育の質向上のための取組の参考となるような事例 を紹介しています。ここにあげた事例は、必ずしも「ベストな取組」や「理想的な取 組」を示したものではありません。それぞれの保育所等が、難しさを感じながらも、 自分たちの保育所等の実情に即して、これまでのやり方を少し工夫することで、課 題解決の糸口を見いだしてきた“等身大”の事例です。それぞれの事例の最後に各事 例における課題解決のポイントも示しています。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(5ページ) · 5ページ

ぜひ、みなさまの保育所等の園内研 修をはじめとする様々な場面で活用していただければ幸いです。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(5ページ) · 5ページ

基本編 自園の保育を捉え直す 〜子どもを中心とした視点から~ (保育所保育指針に基づく保育実践) ○ 保育所保育指針に示される保育の基本的な考え方は、各保育所等において保 育の質の確保・向上を図っていく上での共通の基盤となります。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(6ページ) · 6ページ

<保育所保育指針に基づく保育の基本的な考え方(例)> ・ 子どもが安心感と信頼感をもって活動できるよう、子どもの主体としての 思いや願いを受け止めること ・ 子どもの生活のリズムを大切にし、健康・安全で情緒の安定した生活がで きる環境や、自己を十分に発揮できる環境を整えること ・ 子どもが自発的・意欲的に関わることができるような環境を構成し、子ど もの主体的な活動等を大切にすること ・ 乳幼児期にふさわしい体験が得られるように、生活や遊びを通して総合的 に保育すること ○ このように、保育においては、子どもを権利の主体として位置づけ、その最 善の利益を考慮するとともに、乳幼児期が生涯にわたる人格形成にとって極め て重要な時期であることを踏まえ、一人一人の主体性を尊重することが求めら れます。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(6ページ) · 6ページ

(子どもを中心とした視点から自園の保育実践を捉え直す) ○ 保育所等における保育において、「子ども一人一人の主体性を尊重する」とい うことは、保育士等が子どもに何も働きかけず、単に子どもを好きなように遊ば せておけばよいということではありません。乳幼児期の発達の特性や過程と、 個々の子どもの状況や興味・関心を踏まえ、子どもが自ら関わりたくなるような 環境を構成し、活動が豊かに展開していく中での学びや育ちを保障することが 大切です。 ○ そのため、子どもの主体性を尊重する保育の実現には、まず実態から子どもの 育ちや内面を理解することが必要となります。日々の保育において子どもが体 験していることや、子ども同士のやりとり、保育士等との関わりなどを「子ども にとってどうなのか」という視点から丁寧に捉え直してみることによって、保育 の現状や課題を把握し、改善・充実の手がかりを探る糸口が見えてきます。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(7ページ) · 7ページ

(改善・充実に向けた取組を進めていくに当たってのポイントと課題) ○ 子どもを中心とした視点から保育を捉え直すことによって改めて見えてきた 現状や課題について、どのような改善や充実を目指していくのか、そのために 具体的にはどのような取組が必要となるのか、創意工夫としてどのようなこと が考えられるのかを検討することが重要です。 ○ それらの具体的な内容は、保育の現場や地域の特性によって異なるものの、取 組を実行していく上で重要となることと課題となることに関しては、多くの現 場で、ある程度、類似・共通して見られる要素も多いと思われます。 ○ こうしたことを踏まえ、本編(基本編)では、各保育所等において、難しさ を感じていることや、今後充実させたいことに関して取組を進めていく際、共 通して重要になると思われる主なポイントとして、以下の3つを示しています。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(8ページ) · 8ページ

Ⅰ:職員間の共通理解 Ⅱ:日々の保育の振り返り Ⅲ:保護者や地域の人々との関係づくり ○ さらに、上記の各ポイントに関連して考えられる具体的な課題も併せて例示 した上で、これらを踏まえて、どのような工夫や配慮が考えられるのか、今後 の取組を考える際に参考になると思われる事例を次編(事例編)に示しました。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(8ページ) · 8ページ

Ⅰ:職員間の共通理解 ○ 子どもを中心に自分たちの保育のあり方を考え、保育の質を確保・向上させていくには、自 園の保育に関する職員間の共通理解を高めていくことが不可欠です。自園の保育の理念や方針、 子どもの姿や家庭に関する情報等を共有するとともに、日々の保育が子どもの主体性を尊重し たものとなっているか、園の理念が保育実践に反映されているかといった視点から、自分たち の保育の実践(例えば、行事のあり方や保育の形態など)の現状や課題を組織全体で改めて検 討してみることが大切です。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(9ページ) · 9ページ

○ このように職員間で保育に関する共通理解を図っていく過程において、子どもの姿について 語り合うことは、職員一人一人にとって、自分自身が気づかなかった子どもの姿を知るだけで なく、同じ場面について、異なった視点からの捉え方があることを知り、「子どもの理解」のあ り方を学び、深めていく機会になり、自らの保育を省察することにもつながります。 ○ こうした保育に関する共通理解の促進に当たっては、日常の打ち合わせなどの他、園内研修 を活用することなどが考えられます。その際、指導する側とされる側、評価する側とされる側 といった関係ではなく、相互に学びあう関係となるよう、互いに相手の話を共感的に聞く姿勢 を持つことが重要です。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(9ページ) · 9ページ

“職員間の共通理解”に関連して考えられる「課題の例」 参照事例 ・職員間の打ち合わせや園内研修の際に、職員の発言が少ない、発言者 が限られるなど、職員同士が主体的に話し合える環境が整わない 事例1(11頁) 事例2(13頁) 事例7(27頁) ・職員間で子どもの姿を語り合うための時間や、素直に思いを語り合え る場の確保が難しい 事例1(11頁) 事例2(13頁) 事例5(21頁) ・園内研修の時間がなかなか確保できない 事例7(27頁) ・保育士からの指示や働きかけ、指導が中心の保育になりがちで、どの ようにして子どもの主体性を尊重した保育へと変えていったらよいか 分からない。 事例 3(15頁) 事例 4(17頁) 事例 11(37頁) ・行事の見直しを検討しているが、出来栄えや結果を重視する傾向にあ る。行事の練習や準備が毎日の保育の活動の中心になりやすい。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(9ページ) · 9ページ

事例 3(15頁) ・公開保育や外部研修に参加しても、その学んだ内容を自分たちの保育 の改善になかなか応用できない。 事例 8(29頁) 事例 9(31頁) 事例 10(33頁)

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(9ページ) · 9ページ

Ⅱ:日々の保育の振り返り ○ 継続的に保育内容の充実を図り、保育の質を向上させていくためには、日々の子どもの姿や 育ち、保育士の関わりや保育の環境構成などについて、保育の各現場において、日々の記録等 をもとに振り返ることが重要になります。 ○ 保育の振り返りから子どもに対する気づきを得て、子どもの内面や発達についての理解を深 めていくことは、子どもの実態に即して保育を充実させていくことにつながっていきます。 ○ こうした日々の保育の振り返りを踏まえ、保育の見直しを行うことで、保育実践の改善や充 実の方向性や手立てが明確になっていきます。それらは、明日の保育や、翌週・翌月の保育の 計画に反映されるとともに、子どもが自ら関わり、豊かな活動が展開されるような環境を構成 していくことにつながります。こうした保育の振り返りと見直しを繰り返していくことを通じ て、より良い保育が展開されていきます。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(10ページ) · 10ページ

“日々の保育の振り返り”に関連して考えられる「課題の例」 参照事例 ・日々の保育の振り返りのための時間がなかなか確保できない。 事例5(21頁) ・保育の記録(日誌等)、保護者へのおたよりなどの書類作成業務が多い。 また、どのように日々の記録を保育の充実や改善に向けた取組に活か せばよいのかが分からない。 事例5(21頁) 事例6(23頁) ・子どもの生活や遊びの様子に合わせて保育の環境を充実させようとし ても、限られたスペースの使い方や保育室などの空間をうまく分ける 方法が具体的に分からない。 事例 11(37頁) ・どのような環境の構成が子どもにとって望ましいのか分からない。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(10ページ) · 10ページ

事例 4(17頁) 事例 11(37頁) 事例 12(39頁)

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(10ページ) · 10ページ

Ⅲ:保護者や地域の人々との関係づくり ○ 保育所等においては、保護者との緊密な連携の下に保育を行い、また、地域の人々との関係 づくりを進めていくことが大切です。保育の質を確保・向上させていくためには、保護者や地 域の人々と共に子どもの育ちを支えていくことができるよう、開かれた保育所等の運営が求め られます。 ○ 保護者や地域の人々が保育所等における保育への理解を深めることができるよう、例えば、 子どもの姿や育ち、各保育所等における保育の取組内容などを分かりやすい形で発信すること や、保護者等が保育に参加・参画していく機会を広げていくことが考えられます。具体的には、 送迎時の会話や、連絡帳やおたより、写真などを用いた記録の発信、保護者の保育への参加、 日々の保育や行事の機会における地域の人々との交流などが考えられます。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(11ページ) · 11ページ

様々な手段や機会 を通じて、保護者や地域の人々との関係を築くとともに、より良い保育をともに作っていくこ とが重要です。 “保護者や地域の人々との関係づくり”に関連して考えられる「課題の例」 参照事例 ・保護者や地域の人々との連携を大切にしているが、保育所側の思いがな かなか保護者に伝わらない。 事例 6(23頁) 事例 13(43頁) 事例 14(45頁) ・保育所の活動へ参加や参画を求められることに負担を感じる保護者もい ることから、どのように呼びかけたらよいか迷う。 事例 13(43頁) ・地域の人々と連携した取組を行っても、なかなか保育の質が向上した効 果を実感しづらい。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(11ページ) · 11ページ

事例 14(45頁)

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(11ページ) · 11ページ

事例編 保育の各現場における課題に応じた取組の事例 課題 「事例タイトル」 写真 事例紹介 ポイント 事例紹介 ポイント 事例紹介 ポイント 事例紹介 ポイント 実践に活かすヒント ・○○○○ ・〇○○○ 写真 写真 写真 写真 ① ② ② ③ きっかけ 目標 成果

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(12ページ) · 12ページ

① 対話的な職場風土づくりのための工夫を活かす 事例 1:日々の対話を大切にするための協働的なリーダーシップ ・・・・・・・11 (ミドルリーダーを中心とした体制作り、協働的な職場の風土作り) 事例 2:それぞれの良さが引き出される職場風土 ・・・・・・・・・・・・・・・13 (様々な立場の職員(新規採用、様々な職種)が保育を語り合える職場環境作り) 事例 3:行事の見直しを通して、職員間で対話を繰り返す ・・・・・・・・・・・15 (職員の共通理解を図る中で行事の見直しや対話を通して、できるところから改善) 事例 4:担当保育士との関わりを中心とした保育の実践・・・・・・・・・・・・17 (担当保育士との関わりを中心とした保育への見直しを通した実践の質の向上)

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(13ページ) · 13ページ

【事例1】日々の対話を大切にするための協働的なリーダーシップ ミドルリーダーを中心とした体制を作り、対話的な関係を大切にし、協働的な職場風土 をつくる取組 ミドルリーダーを中心とした体制作り 保育士の考えや意見を大切にしようとしていましたが、職 員会議やカリキュラム会議では園長や管理職からの助言が中 心となることが多く、保育士は園長らの意見を強く意識し、 発言をためらうなど、戸惑うような場面も見られました。 実際に保育を進めていくのは担当の保育士であり、その保 育士が、自由に考えたことを話しあえる環境を整えていくこ とが大切です。そのためには対話的な職場風土が大切である と考え、管理職以上の意識を改めることで、経験を重ねた保 育士などのミドルリーダーが中心となり、様々な対話が生ま れる職場環境を目指しました。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(14ページ) · 14ページ

ミドルリーダーが中心となる打合せ 役割を超えて対話する 園長とのパイプ役になる 対話的な関係性をつくる 管理職よりもミドルリーダーの方が保育士にとって身近な存 在です。ミドルリーダーが指示を出すのではなく、保育士から 意見が出てやすくなるように、まずは保育士の話をなるべく共 感的に聞くことを心がけることを大切にしました。 そのような対話的な関係性を継続的に大切にしていくと、保 育士から様々な意見が出てくるだけでなく、自分たちの考えや 意見を受け止めてもらえたことが自信となり、クラスを超えて 活発に意見が出てくるようにもなってきました。 ミドルリーダーが 活躍する職場に 保育士間の対話が増え、 子どもを多面的に 理解するようになる この事例のポイント 管理職と保育士の間に 距離が感じられた 保育士にとって身近な存在のミドルリーダーが活躍 すると、対話が生まれやすくなります。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(14ページ) · 14ページ

話を聞いてもらえると、保育士がたくさん話をするよう になり、対話的な関係作りができるようになります。 ポイント ポイント

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(14ページ) · 14ページ

実践に活かすためのヒント ○気兼ねのない対話を重ねることで、保育士自身が自分で深く考えるようになります。 ○ミドルリーダーは、保育を身近でみていることが多いため、保育士にとって相談・対話しや すい相手となるでしょう。 ○園長やミドルリーダーが一方的に話をするのではなく、話の聞き役になる、任せて見守る など、肯定的に接することで保育士の話しやすい環境が整っていきます。 ○協働的な雰囲気の職場は、保育所全体で子どもを受け止め、理解した保育を進めやすいこ とから、子どもも大人も安心感が持てる場所となり、保育士の働きやすさにつながります。 協働しながら保育をする 協働的な園の雰囲気の中で このような雰囲気が深まってくると園全体で助け合う姿 勢が生まれます。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(15ページ) · 15ページ

たとえば、夕方の掃除・日々の保育の場面 に応じた人数調整や保育の具体的な進め方などについて、 職員間で声にして協力し合い、それぞれの場面や係の担当 者を中心に、みんなで相談し決めるようになりました。子ど もへの対応の仕方などについて、時には意見が分かれる時 もありますが、その時にはミドルリーダーを含むリーダー 層が“子どもにとって最善はなにか?”という原点を大切に して仲介し、保育士自らがその原点に戻って対応できるよ うに配慮します。 こうした環境を整えていく中で、保育士同士が互いに学 びあい、子どもを理解する視点が広がっていくとともに、 「自分一人ではない」「困ったときには一緒に考えてくれ る」といった安心感が得られ、保育士の働きやすさにもつな がっています。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(15ページ) · 15ページ

協働的な園の雰囲気は子どもが 安心できる環境になります 対話が増えると、保育士同士が学びあったり、 助けあったりする職場になっていきます。 園長や管理職とのパイプ役となるミドルリーダー 園長や管理職は、指示命令を下すだけではなく、ミドルリ ーダーの話に耳を傾け、その意見を肯定的に受け止めるよう にします。するとミドルリーダーも保育士に対し肯定的な接 し方をするようになります。また、ミドルリーダーには保育 士の話を聞くだけでなく、その話を主任や園長に相談したほ うがいい内容かどうか判断するなど、園のパイプ役としての 役割も任せます。すると、保育士自ら積極的に保育に関わる ことができるようになり、園全体で保育をする雰囲気がさら に深まっていきました。 保育士同士の対話も大切にする 園長もミドルリーダーも肯定的な聞き役になる ことで、園全体の雰囲気が変化していきます。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(15ページ) · 15ページ

ポイント ポイント

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(15ページ) · 15ページ

【事例2】それぞれの良さが引き出される職場風土 職場の雰囲気が保育の質につながる 保育の質の向上を目指すとき、保育所の課題に気づき、改 善をし、園の良さをさらに向上することのできる職場環境を 作ることが大切です。その職場環境作りのために、肩書きや役 職にかかわらず、風通しよく、誰にでも相談しやすく、自分の 意見が伝えられるような工夫を考えました。 様々な立場の人が対話しやすい環境を作ることが、保育の質の向上につながります。 新人が話しやすい 環境作りなど 対話を大切にする 働きやすい職場から 子どもを丁寧に見守る 環境が生まれる。 保育士間の連携を さらによくしたい 新規採用職員の声を聞く 保育所の中で一番声を上げにくいのは、園での経験が浅 く、まだ信頼関係が深まっていない新規採用職員です。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(16ページ) · 16ページ

この ような職員には、先輩保育士から積極的に声をかけたり、雑 談をしたりと、話しやすい環境を日常から心がけるようにし ています。また、保育の場面や子どもの姿を捉えた写真を使 うことで、より具体的に話しやすくなるような工夫もしてい ます。 ちょっとした時間に保育に関する対話を重ねる 園内研修は重要な取組である一方、まとまった時間の確保 が難しかったり、参加者が多いと受け身になりやすかったり します。園内研修だけでなく、その日の保育を振り返る時間 や打ち合わせの合間などの、ちょっとした時間に少人数で子 どもの姿や保育に関する対話を繰り返すことを大切にして います。そうすることで、コミュニケーション量が増え、対 話的な職場風土になり、職員間の理解も深まってきました。 立場が変わると思いも変わります。それを 共有できる環境が大切です。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(16ページ) · 16ページ

新規採用職員は緊張もあり、話し出しにくい ので、工夫をする必要があります。 園内研修で学んだことを元に対話をすること も大切です。 役職にかかわらず風通しよく 形式的ではなく、 ちょっとした時間を活用 写真などを用いると 新人も話しやすくなる ポイント ポイント ポイント この事例のポイント

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(16ページ) · 16ページ

肯定的な子どものへの関わり 職員同士が肯定的に関わりあう職場環境を築いてい くと、保育士は、子どもにも同じような関わり方をし、 子どもとの対話を大切にするようになっていきます。職 員それぞれの良さが引き出される環境であれば、子ども の良さも引き出されるなど、職場環境が保育にもよい影 響を与えていました。 様々な立場の人と対話する 保育所で働いている調理員や栄養士、事務職員など、 様々な職員が連携して保育にあたることを大切にして います。 給食を食べ終わったときに感想を伝えたり、子どもた ちの様子を話したり、一見、当たり前と思われることを 大切にすることで、園全体で保育をしている意識が強く なってきました。 様々な工夫をして認め合う職場を目指す 何か特別なことを一つすれば職場環境が改善すると いうわけではなく、様々な工夫を重ねることで少しずつ 雰囲気のよい職場環境へと変わっていきました。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(17ページ) · 17ページ

職員同士が互いの思いや意見を肯定的に受け止める 意識を普段からもつことを心がけることに加え、たとえ ば子どもと一緒に職員の誕生日をお祝いしたり、就業マ ニュアルを作成し、職員同士の働き方についての共通理 解を図ったりするなど、行事や運営面の工夫も行ってい きました。 実践に活かすためのヒント ○様々な立場の意見を聞くことで園のよさや課題が見えてきます。 ○様々な立場の人たちから意見が出やすくなるためには、ちょっとしたことでも認め合って いくなど肯定的な雰囲気作りが必要です。 ○新規採用職員はなかなか意見が出しにくいので、先輩から声をかける、雑談をする、また 保育の写真を使いながら子どもの話をすることで、自分から話しやすくなります。 ○ちょっとした時間に職員同士で対話をすること自体が研修になり、保育の質の改善につな がります。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(17ページ) · 17ページ

みんなで一緒に子どもを育てる意識をもてる ような環境を整えることが大切です。 できることから工夫していくことで、職場の 雰囲気が変化していきます。 職場の雰囲気が保育によい影響を与えます。 子どもと一緒に 保育士の誕生日を祝う ポイント ポイント ポイント 職員も子どもも 肯定的に受け止められる 様々な人と連携する

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(17ページ) · 17ページ

【事例3】行事の見直しを通して、職員間で対話を繰り返す 大人主導だった以前の運動会 以前の運動会は、9月に開催し、0〜5 歳児全員が参加して いました。マーチングやお遊戯など、保護者が見て満足できる ような種目が多く、8月の暑い中、外で毎日同じ練習を繰り返 し行っていました。午前中は運動会練習の後にプール遊び、午 後から室内で個別練習を行っていたため、遊ぶ時間が少なく、 夏ならではの遊びがうまく発展しませんでした。また、練習が 嫌になったり、うまく踊れない子は登園したくなくなるなどの 課題がありました。 運動会が子どもの負担になっている、子どものた めの運動会になっていないなどの課題を取り上げ ることから、保育の見直しが始まっています。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(18ページ) · 18ページ

大人が作る衣装と振付でのお遊戯 子ども主体の行事 のあり方について 職員間で語り合う 職員同士が対話的に保育を 進める中で、子どもが主体 的に取り組める行事となる ・行事の練習だけでは 遊びが発展しない ・練習を嫌がる子ども がいる 職員間の共通理解を図りながら行事の目的を捉えなおすと共に、子どもの意見を聞きな がら行事を作り上げることを通して、子ども主体の保育について職員の対話が深まって いった事例です 子どもたちが運動会に 向けて話し合う 行事の見直しについて時間をかけて話し合う 園の保育方針である「自ら考え行動することのできる子ど も」を育てるためには、子ども主体の保育が必要であり、『今 までの運動会のやり方は、本当に子どものためになっている か』について、職員同士で話し合いました。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(18ページ) · 18ページ

しかし、「子ども たちは毎年一生懸命取り組んでいるから今まで通りで良い」 「子どもたちが作ると内容にまとまりがなくなり、保護者か らのクレームがあるのではないか」「子どもは練習を積んで保 護者に観てもらうことで認められ、喜びを感じている」といっ た意見が出るなど、なかなか改善が進みませんでした。こうい った状況の中、子どもたちも含め、改めて園の方針を踏まえ て、お互いの意見や主張に耳を傾け話し合いを重ねていった 結果、3年目には、運動会のための遊戯を保育士が決めて行う のではなく、普段の遊びの延長が表現できるような運動会に しようと、「子どもの練習の負担を減らす、内容は子どもたち の興味のあるものにしよう」との結論に至りました。 「保育方針を踏まえた行事に」という提案が出されて から、保育士と子どもが様々な思いを出し合いなが ら、時間をかけて丁寧に話し合っています。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(18ページ) · 18ページ

この事例のポイント ポイント ポイント

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(18ページ) · 18ページ

子どもが主体的に考え作る運動会に 体調への考慮や夏の遊びが十分にできるように、運動会の実 施時期を9月から7月に変更し、参加するのは 2 歳児以上にし ました。運動会の実施にあたっては、子どもが主体的に取り組 めるよう、以下のような工夫をしました。 ・衣装を子どもたちが作ることを通して、自分の役になりきり、 イメージを膨らませるとともに、振付も子ども自身が作り上 げていく ・クラスごとに並んで準備体操をしていたが、思い思いに身体 を動かすことを大切にするよう、見本を中央に配置し、子ど もたちは好きな場所で体操ができるようにする ・2、3 歳児のプログラムは、決まった振付の体操ではなく、障 害走に加えて 3 匹の子ブタを題材にした家(わら・木・レン ガ)に逃げ込む、遊びの要素が高い種目に。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(19ページ) · 19ページ

練習日から本番 日まで、逃げ込む家を毎回子ども自身が選び、身体を動かす 楽しさが継続するようにした ・4、5 歳児が行う「バルーン」では、クラスでの話し合いで、 流行っていた妖怪をテーマに、各自が好きな妖怪の衣装を作 り、曲からイメージした振り付けを相談していく 運動会・夏の遊びの充実とこれからの課題 子どもたちが毎日アイデアを出し、保育士も話し合いに入っ て作り上げる運動会になったことで、プールなど夏の遊びを十 分に楽しむことが出来るようになりました。 しかしながらまだ課題もあります。「マーチング」は、子ども の負担とならないよう簡単な内容にしているものの、見栄えや 保育士の達成感優先になっていないか、子どもにとって本当に 必要なプログラムなのか、を考え続けています。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(19ページ) · 19ページ

また、子ども たちと一緒に準備をするため、行事準備の作業時間は短くなっ たが、空いた時間をどのように保育士間の話し合いの時間とし て有効活用していくかについても考える必要があります。 運動会までの過程で、子どもが自分たちで選んだ り考えたりしながら取り組む経験ができる内容に 変わっています。 一度に改善するのではなく、できることから 改善すること、改善したあとも見直していく ことが大切です。 実践に活かすためのヒント ○ 「子どものための行事とは?」「行事に向けた取組の過程も本番当日も、子どもが主体的に取り組 める内容とは?」「毎年行っている種目はどのような経験につながるのだろう」といった視点で行 事を見直してみることが、子どもの経験の充実や、園の理念や方針の共有・確認につながります。 ○ 行事を見直す過程では、職員間での話し合いや保護者への説明を繰り返し丁寧に行うことが大切 です。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(19ページ) · 19ページ

子どもが好きな場所を選んで体操 子どもが考え選ぶ経験ができる種目へ 子どもが衣装のイメージから 振付を考えた ポイント ポイント

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(19ページ) · 19ページ

【事例4】担当保育士との関わりを中心とした保育の実践 保育をお互いが観察できる機会を設けて・・・ 試行錯誤し、葛藤を感じる中、それぞれのクラスの保 育を保育士同士が観察できる機会を設けることにしまし た。客観的に他のクラスの保育を見たり、ビデオで観察し たりすることは、自分だけでなく誰もが悩みつつ保育を実 践していることに気づく機会となりました。さらに、それ をきっかけに保育士間で意識の共有化が図られ、保育士の 心持ちやモチベーションが前向きになってきました。 一斉型の保育中心当時の写真 保育士同士で保育を観察する 一斉保育中心から保育を見直す 長い期間、保育士が遊びを主導するような一斉保育中心 だった園を、他園の見学をきっかけに、一人一人の子ども を尊重するという視点から、担当保育士がいつも同じ子ど もの側で丁寧に肯定的に関わるような保育に変えていくこ とにしました。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(20ページ) · 20ページ

保育の見直しにあたり、全職員で他園の保育を映像にて 観察することから始めました。観察を通じ、保育を行う際 は、子どもの側に行き、子どもに聞こえる声で話をする、 子どもの遊びの邪魔とならないように歩く、さらに保育士 同士も穏やかで肯定的な会話をする等を心がけることにし ました。こうした配慮の大切さを理解しつつも実践は試行 錯誤の連続でした。その中で、子どもを肯定的に認めて保 育しているつもりだが言葉がけが禁止語になっていると気 づいたり、自分の振る舞いが丁寧でないと自分で感じたり するなどの気づきと葛藤も生まれました。 一斉保育中心から、担当保育士との関わりを中心とした保育へと見直す中で、様々な試 行錯誤をすることで保育の質や保育士の専門性を向上していった事例です。

取得後 · 「子どもを中心に保育の実践を考える~保育所保育指針に基づく保育の質向上に向けた実践事例集~」(PDF/4,882KB)(20ページ) · 20ページ

資料と取得情報

この文書の版・掲載場所の履歴を見る →