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概要版【大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式】(PDF/1.4MB)
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「大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式」
(概要版)
令和7年度 こども家庭庁委託事業
2026年3月
有限責任監査法人トーマツ
概要版【大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式】(PDF/1.4MB)(2ページ)
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変更後 · 2ページ背景
事業概要
令和7年度 こども家庭庁委託事業「大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式」
• 近年、「保育の質の向上」が社会全体で重要視されており、指定保育
士養成施設等(以下、「養成校」という。)は、将来の保育士を生
み出す土壌であることから、その実現には保育士の専門性を育成する
教育機関に関して、実態に沿った検討が必要不可欠である。
• 「保育の質の向上」とは、単にこどもの成長を支える基盤となるだけでな
く、こども一人ひとりの持つ個性や可能性を最大限に引き出し、こども
たちの豊かな未来を保障する重要な取り組みでもあり、それを支える保
育士は、幅広い知識、高い専門性、創造的な対応力が求められる。
有識者ヒアリング
▼事業の全体像
• 本事業では、調査の客観性、中立性を確保するとともに、養成校の
現場の視点(各養成校の教員が日ごろ接している学生の視点を含
む)及び保育現場の視点を盛り込めるよう、以下の有識者から助言
を受けながら調査研究を行った。
有識者
名簿
(五十音順、
敬称略)
佐久間 路子 白梅学園大学 子ども学部
子ども心理学科 教授
田澤 里喜 玉川大学 教育学部 教育学科 教授
米川 泉子 武蔵野短期大学 幼児教育学科 准教授
回 時期 主な方法 内容
1回目 2025年11月 オンライン
会議
➢ 事業概要の説明
➢ アンケート調査項目案の相談
2回目 2026年1月 メール ➢ アンケート調査結果の報告
➢ インタビュー調査対象の相談
➢ インタビュー調査項目案の相談
3回目 2026年3月 オンライン
会議
➢ インタビュー調査結果の報告
➢ 事業報告書内容の相談
▼有識者名簿
▼有識者ヒアリング概要
目的
• 上記の背景を踏まえ、今後の保育士養成課程のカリキュラムの検討
に資するよう、全国の養成校の実態や養成校に通う学生、ならびに
保育所等の意識を明らかにするための調査研究を行った。
概要版【大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式】(PDF/1.4MB)(3ページ)
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変更後 · 3ページ(1) 指定保育士養成施設等におけるカリキュラム実態に関する調査研究
令和7年度 こども家庭庁委託事業「大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式」
アンケート調査概要 結果概要
• 本事業の目的を踏まえ、全国の養成校の実態を把握するために以下
の概要にてアンケート調査を実施した。 • 本事業で得られた主な知見を以下に示す。
(カリキュラム構成について)
• 直近3年以内のカリキュラム改定状況については、養成校全体として、
基礎科目では3割強、必修科目では科目全般として1割弱、選択
必修科目では2割程度で改定が行われていることが分かった。
• 改定の内容としては、全般的に社会の変化に対応するための科目の
新設、教職課程の規則の変更に伴う改定、学生の負担を軽減するこ
とで学びの充実を図る/学習内容の重複をなくす/学生の主体的な学
修選択を促すなどの理由による科目の統廃合や単位数変更、学生
の理解促進のための名称変更、などが多くみられた。新設科目として
は、基礎科目では、「データサイエンス」、「AI」などの情報リテラシーに関
する科目や「キャリア開発」、選択必修科目では「インクルーシブ保育」
や「メンタルヘルス」、「保護者支援」に関する科目などが挙げられた。ま
た、保育現場でのインターンシップやボランティア活動などの参加機会
を増やす取組を強化している養成校も目立った。
• そのほか、国が定める標準カリキュラムへの改善要望として、「科目の統
廃合」、「科目の新設、充実に向けたアイデア」、「科目名称の変更」
などの観点で様々なアイデアを聞くことができた(詳細はP6参照)。
(実習プログラムの実態)
• 実習先との連携に関する課題としては、「実習における指導者の指導
方針や力量に差がある」、「実習指導にかかる負担が大きい」という回
答が多かった。前者については、学生によって実習先が異なるという保
育実習の特性上、学ぶ内容や評価の基準を統一することに課題があ
る様子が各種調査からうかがえた。
• そのほか、保育実習実施基準等への改善要望として、「実習配当年
次の変更」、「実習時期の変更」、「実習時間や実習日数の明確化」、
「実習可能施設の拡大」、「実習受け入れ先の要件」、「ICT対応方
針」、「養成校と実習先の共通理解の促進」などの観点で様々なアイ
デアを聞くことができた。
インタビュー調査概要
• 本事業の目的を踏まえ、アンケートで把握しきれない詳細な内容を把
握するために、インタビュー調査を実施した。
調査対象 全国の養成校(悉皆)
調査時期 令和7年12月9日~令和8年1月9日
調査方法 インターネットによるアンケート調査
主な
調査項目
1.カリキュラム構成(直近3年以内のカリキュラム改定状況、国
が定めるカリキュラム等に関する要望など)
2.実習プログラム(実習の実施状況、実習先との連携に関する
課題、国が定める基準等に関する要望など)
3.授業形式(ICT活用状況、オンライン授業の頻度など)
4.指導体制(職員数、指導方法の特徴、課題など)
5.学生の就職あっせん(就職に関する相談体制、課題など)
回答数 368件(うち大学167件、短大128件、専門69件、その他4件)
▼アンケート調査概要
調査対象 養成校3か所
調査対象の
選定基準
上記アンケート調査の国への要望等に関する自由記述の内容、
カリキュラム改定状況のほか、地域や学校種の偏りを考慮した
調査時期 令和8年2月10日~18日
調査方法 オンラインにて半構造化インタビューの形式で実施した
主な
調査項目
1.国が定めるカリキュラムの運用実態
2.実習運営・教員体制
3.保育士養成課程におけるICT活用
▼インタビュー調査概要
概要版【大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式】(PDF/1.4MB)(4ページ)
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変更後 · 4ページ(2) 指定保育士養成施設等に通う学生の意識に関する調査研究
令和7年度 こども家庭庁委託事業「大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式」
アンケート調査概要 結果概要
• 本事業の目的を踏まえ、全国の養成校に通う学生の意識を把握する
ために以下の概要にてアンケート調査を実施した。 • 本事業で得られた主な知見を以下に示す。
(実習・授業等の満足度)
• 保育実習や授業の満足度は、「満足している」と回答した割合は、
「保育実習」では約76%、「授業」では約80%、「行事などの、保育士
資格取得のためのカリキュラム以外のプログラム」の満足度では、約
71%であった。なお、保育実習に関しては、保育実習を経験していない
学生の回答も含んでおり、1年生は、「どちらともいえない」が29.3%で
あったことを踏まえると、いずれの内容についても多くの学生が満足して
いるという結果であった。インタビューにおいても、養成校での学びに満
足する声が多く聞かれた。特に、授業の中で、保育実習以外のタイミ
ングでボランティアとして保育現場に行く経験は、「教科書に書いてあ
ることを踏まえて実際にこどもに会ってみると、教科書とは別の部分も
あるのだと気づくこともあった。ボランティア実習で場数を踏んでいるた
め、実習に対しての緊張感も軽減できる」など、学びにおいて有効であ
るとする声を多く聞くことができた。
(実習・授業等で改善してほしい点)
• 「保育実習」では、「記録の負担が多く、睡眠時間を確保することが
難しい」という趣旨の回答が多く見られた。また、中には睡眠不足が続
いたことにより、「体調を崩した」、「翌日の実習に影響があった」などの
記載もあった。実習記録作成は学生に大きな負担となっており、場合
によっては実習自体に支障があることがうかがえる。
• 「授業」では、実践を増やしてほしいとの意見が多く挙がった。「座学で、
教員からの一方通行な授業が多い。学生が実際に考えるような実践
的な授業を期待している」、「日誌や指導案の書き方をもう少し詳しく、
どのように書いたら良い評価が貰えるか教えてほしい。(実際に書く練
習を増やして欲しい)」など、実践的な内容の更なる充実が求められ
ていることがうかがえた。
インタビュー調査概要
• 本事業の目的を踏まえ、アンケートで把握しきれない詳細な内容を把
握するために、インタビュー調査を実施した。
調査対象 全国の養成校に通う学生(抽出)
※抽出基準:各養成校に通う学生のうち、各学年から10名ず
つ無作為に抽出し、案内いただいた
調査時期 令和7年12月8日~令和8年1月9日
調査方法 インターネットによるアンケート調査
主な
調査項目
1.保育士養成課程への希望・課題
2.保育士への志望動機・資格取得意欲
3.実習・授業満足度と進路意欲
4.職業への不安・課題認識
回答数 4,747件
▼アンケート調査概要
調査対象 計8名(対象の養成校(3校)のうち、各学年1名ずつ)
調査対象の
選定基準
上記アンケート調査にてインタビュー協力可と回答した学生が多
い学校を大学、短期大学、専門学校から抽出し、アンケート回
答内容を踏まえ、学生に協力を依頼した。なお、短期大学、専
門学校については、期間内に協力者が得られなかったため、養
成校にて協力者を調整いただいた。
調査時期 令和8年3月2日~4日
調査方法 学校単位のグループインタビューを実施した
主な
調査項目
1.保育への関心・志望動機
2.学びの満足度と課題認識
3.保育士として働くことへの不安・期待 など
▼インタビュー調査概要
概要版【大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式】(PDF/1.4MB)(5ページ)
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変更後 · 5ページ(3) 保育所等における指定保育士養成施設等のカリキュラムへの意識に関する調査研究
令和7年度 こども家庭庁委託事業「大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式」
アンケート調査概要 結果概要
• 本事業の目的を踏まえ、全国の保育所等の意識を把握するために以
下の概要にてアンケート調査を実施した。 • 本事業で得られた主な知見を以下に示す。
(養成校において身につけておいてほしい保育士としての知識・技能)
• 新任保育士に特に求められる知識や技能について尋ねたところ、
90.6%の施設が「こどもの気持ちや興味関心に応じて、遊びの環境を
構成し、対話的に関わる力」と回答し、2番目に多い選択肢と約15
ポイントの差があった。近年の保育では、こどもを主体とした保育が求め
られており、こどもが自身のきもちや関心に基づいて主体的に行動がと
れるような環境を構成する力が求められていることが示唆された。
• そのほか、「チームで協力し、多職種と連携できる力」、「こどもの健康
管理や安全確保への対応力」の回答も多く挙げられた。
• 保育現場で不足を感じるものとしては、「保護者への対応力」が最も
多く挙げられた一方、「就職してから、身についていくと思う」という声も
多かった。
(現場視点で必要と考えられるカリキュラム内容)
• 保育士養成課程の課題については、回答の多かった順に、「指定保育
士養成施設の指導体制(学生への指導・支援不足など)」、「指定
保育士養成施設の授業内容(実践的な内容)」、「実習指導にか
かる保育所等の負担が大きい」「保育士養成課程に関する情報共有
不足」、「保育実習(時間・内容)」などが挙げられ、課題の詳細及
びそれに対する改善案などについても、自由記述で様々なアイデアを聞
くことができた(詳細はP7参照)。
(養成校卒業者と保育士試験合格者の違い)
• 資格取得経路の違いによる差をあまり感じていない施設が相対的に
多かった。違いを感じるという意見の中には、養成校卒業生が優れて
いる点として、「保育に関する幅広い知識」、「こどもたちの豊かな遊び
を充実させるために、環境を構成する力」等が挙げられ、課題としては、
「保護者への対応力」、「状況に応じた柔軟な対応力」等が挙げられた。
インタビュー調査概要
• 本事業の目的を踏まえ、アンケートで把握しきれない詳細な内容を把
握するために、インタビュー調査を実施した。
調査対象 全国の保育所等(保育所、認定こども園、地域型保育事業
所)(悉皆)
調査時期 令和7年12月9日~令和8年1月9日
調査方法 インターネットによるアンケート調査
主な
調査項目
1.保育現場で求められる保育士としての知識・技能
2.資格取得経路による相違点
3.保育士養成課程の課題・改善点
回答数 9,311件(うち保育所4,556件、認定こども園3,141件、地域型
保育事業所1,516件、その他98件)
▼アンケート調査概要
調査対象 3か所(うち保育所1件、認定こども園2件)
調査対象の
選定基準
上記アンケート調査における養成校卒業者と保育士試験合格
者の相違や保育士養成課程に対する課題等に関する自由記
述の内容のほか、地域や施設種別の偏りを考慮した
調査時期 令和8年2月6日~16日
調査方法 オンラインにて半構造化インタビューの形式で実施した
主な
調査項目
1.現場で求められる知識・技能と養成課程の差異
2.養成校卒業者と保育士試験合格者の違い など
▼インタビュー調査概要
概要版【大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式】(PDF/1.4MB)(6ページ)
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変更後 · 6ページ総合考察
令和7年度 こども家庭庁委託事業「大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式」
本事業で得られた、国が定める標準カリキュラム等への改善要望(1/2)
• 本事業では、養成校、学生、保育所等から、保育実習を含む、保育士養成課程の標準カリキュラムに対する改善に向けた様々なアイデアを聞くことが
できた。学生からも様々なアイデアが出されたが、概ね下図表に含まれていると考えられるため、報告書の図表2-66、図表4-16を示す形で以下に改善
要望を示す。
カテゴリ 主なアイデア
科目の統廃合 ⚫ 「子どもの健康と安全」の内容を「子どもの食と栄養」「子どもの保健」「保育内容指導法・健康」の中に組み入れ、科目を削除
⚫ 「子ども家庭支援の心理学」の内容は、「子ども家庭支援論」「保育の心理学」に分けて統合
⚫ 「保育者論」、「保育の計画と評価」は、「保育原理」に統合して通年科目としてもいいと思う
⚫ 子ども家庭福祉と子ども家庭支援論は統合できないか
科目の新設、
充実に向けた
アイデア
⚫ 障害のあるこどもや発達障害児、医療的ケア児への支援が増えており、より深い理解と対応力が求められているため、インクルー
シブ保育に関する内容をより実践的に学べるよう科目内容の充実を図ってほしい
⚫ 外国にルーツのあるこどもの受け入れが増えてきていることから、内容の追加が期待される
⚫ 虐待や特別支援に関する科目の体系化
⚫ 保育所等における虐待や性暴力の防止等を含む、こどもの権利擁護に係る内容の強化
⚫ 地域の親子と関わる機会が増えているため、地域子育て支援に関する内容を必修科目として明確に位置づけてほしい。
⚫ 家庭支援が大切ならソーシャルワークの視点を伝えられるような授業(以前の相談援助)の科目を再度設置してほしい。
⚫ 保護者支援や子育て支援の重要性が高まり、対応に苦慮している状況があるため、そうした領域を改めて拡充していくべき
⚫ 養成課程の初期の段階で現場に触れる機会を組み込むとよい
科目名称の
変更
⚫ 子ども家庭~が付く科目が多く、学生が混乱する。
その他 ⚫ 1つの科目の中に盛り込まれる分野(内容)が多くなればなるほど、担当者1人の単独担当では難しく、オムニバスで担当を分
担しなければならなくなるケースが生じる
⚫ 演習科目の人数制限をなくして欲しい
⚫ 科目数や実習日数をもう少し減らしていただければ、学生に余裕が生まれ、学びやすい環境になる
⚫ 認定こども園制度の拡充により、幼児期の教育・保育は制度上すでに一体化が進んでいる。一方で、保育士資格と幼稚園教
諭免許の養成課程は依然として別建てで設計されており、大学における授業科目の重複や、学生・教員双方の負担増を招い
ている
▼養成校向けの調査で得られた標準カリキュラムの主な改善要望(報告書図表2-66より)
概要版【大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式】(PDF/1.4MB)(7ページ)
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変更後 · 7ページ総合考察 令和7年度 こども家庭庁委託事業「大学・短期大学等における保育士養成に関する調査研究業務一式」
本事業で得られた、国が定める標準カリキュラム等への改善要望(2/2)
▼保育所等向けの調査で得られた保育士養成課程についての課題及び改善案の概要(報告書図表4-16より)
カテゴリ 課題を改善する方法案
養成校の
指導体制
(学生への
指導・支援
不足など)
(25.5%※)
⚫ 1人ひとりの学生に対して対話的な支援を行う時間がとれるカリキュラ
ムとする。
⚫ 実習前にボランティア等を積極的に行い、現場に慣れる(保育士の
仕事を知る・保育士やこどもとの対話を重視する)こと。採用後も即
戦力となる。
⚫ 実習日誌の記入の仕方などは、事前に実習先と話し合う時間を設
ける。
⚫ 必要最低限のマナーは伝える。
養成校の
授業内容
(実践的
な内容)
(25.4%)
⚫ 現場との意見交換、情報共有が大切。決められた日数を園で過ご
すことで単位を取得できるインターンシップなどを活用し、学生と保育
現場の距離を近づける。
⚫ 地域の人と関わるボランティア活動や、こどものいる環境への定期的
な訪問や保育ボランティア活動の経験などを取り入れる。
⚫ こどもとの関わり、保護者対応など事例検討などを充実させる。
⚫ 園に協力してもらい先生方と教材研究を一緒にする機会など養成
校と連携できる園のつながりを作る
実習指導
にかかる保
育所等の
負担が大き
い
(21.7%)
⚫ データによる実習記録や指導を行うことで学生、園の職員の双方の
負担を軽減する。
⚫ 記録簿や指導案の書き方等も詳しく書けるように授業等に取り入れ
たり、実習にあたっての立ち振る舞いなども指導し、保育への指導の
時間を充実させる。
⚫ ノートの書き方や書類など、全養成校で統一する。
⚫ 園の行事との重複を避けられるよう実習時期を柔軟にする。
保育士養
成課程に
関する情報
共有不足
(17.8%)
⚫ (学校側が人不足で対応が難しい場合)実習前に学生と交流す
る時間を確保してから実習に臨めるようにする。
⚫ 学生だけでなく、養成校側と園で実習内容・スケジュールの打ち合わ
せを行い、保育実習の目的等を共有する。
⚫ 個人情報には配慮の上で、精神面での不調等の情報を共有し、必
要に応じて実習先で配慮できる環境を作る。
⚫ 養成校と地域の保育所をある程度振り分けて、常に実習できる体
制を整備する。
⚫ キャリアアップ研修等を養成校で行い、身近に感じられる関係づくり
を行う。
カテゴリ 課題を改善する方法案
保育実習
(時間・
内容)
(15.9%)
⚫ 1日の時間をもう少し短く、7時間+休憩45分などにして負担を軽減
する。
⚫ 3週間から1か月など、現場実習の期間を延ばす。
⚫ 4年制大学の場合、実習期間を20日から60日程度に引き上げ、1
種資格、2種資格に分ける。
⚫ 日誌を簡略化し、具体的な学習ポイントを決め、さらに自分なりの気
づきを得やすい目標を立てるよう、実習前指導を行う。
⚫ 一度は3週間連続の実習を行う。
⚫ 一回の実習期間を短くし、回数を増やす。
養成校の
授業内容
(理論的な
内容)
(9.6%)
⚫ 実践に沿った理論の学習(詰め込みではなく、実践して、こどもの姿
から理論を落とし込んでいく)とする。
⚫ 豊富な体験を積み重ねつつ、議論して豊かな感性を磨く。
保育士養
成カリキュ
ラムの構成
(8.8%)
⚫ 学びたいことを定めて、それを実習先に提示したうえで実習に臨む。
⚫ オンデマンド授業を導入するなど養成校の教員不足問題に対して抜
本的な改革を加える(オンデマンド授業の活用による教員軽減のほ
か、他の養成校の良い実践をオンデマンド教材として学ぶことで学び
の質の向上にもつなげることができる)。
⚫ ICTの活用
⚫ 障害児保育や多文化保育、インクルーシブ保育、こどもの権利、性
教育、保育者による虐待を扱う科目の充実
⚫ 「保育士養成カリキュラム」について、行政・養成校・受入れ園側で意
見交換をし、検討する。
その他
(6.7%)
⚫ 実習記録を簡素化する(こども家庭庁が主体となって、簡素化され
たフォーマットを打ち出し、最低限求められる水準を示す)。
⚫ 実習記録のICT化を進めこどもの育ちにフォーカスしたドキュメンテーショ
ンの実践など、現場に即した日誌へ移行する。
⚫ 保育日誌を書く技術やこどもを見る力は見学実習や日頃の授業等
で扱い、現場では実践の機会を増やす。
※ カテゴリ名の末尾のかっこ書きは、保育士養成課程についての課題に関するアンケート調査(複数回
答)の回答割合を示している。